ウェルビーング

従業員エンゲージメントやコラボレーション、ウェルビーングといった職場環境での課題を解決するには?

一杯のコーヒーが コミュニケーションを活性化する

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最近ではオフィスに社内カフェやコーヒーを飲みながらのカジュアルな会話を促す「場」が増え、一杯のコーヒーを社内のコミュニケーションの活性化につなげている企業が多い。

理由は単純だがそこには確固とした視点がある。私たちは席を離れることなく、常にネットに繋がり、ニュースを見たり、ネット掲示板に参加したりとネット中心に忙しく仕事をこなすようになった。しかし、便利になった一方で負の影響ももたらしている。所謂、無形資産である信頼に基づいた人間関係やチームワーク、企業文化といったものである。これらの要素は対面でのコミュニケーションや肩を並べて仕事をしたり、コーヒーを飲みながらおしゃべりすることで培われるものである。

「ドリンクを飲むという行為は栄養を取り入れることはも ちろん、1日を通して、仕事で煮詰った時、不安やいや なことがある時に一時的に気分をリフレッシュさせたり、 それによって仕事が捗ることもある。」と語るのはMars Inc.の事業部であるMARS DRINKSのワークプレイスバ イタリティのグローバル統括副社長のTracy Brower氏 だ。

MARS DRINKSではあらゆる業種とサイズの企業の 3,800人の従業員を対象に「マースドリンク・ワークプ レイスバイタリティ」に関するグローバルなアンケート調 査を実施している。そして、その調査結果から、コラボレー ション、エンゲージメント、ウェルビーング、生産性といっ た4つの柱を特定し、これらの要素が一体となり、活力 ある職場環境を創出するとまとめている。

「コラボレーションやエンゲージメント、そしてウェルビーングといった要素が生産性と強い相関関係にあることを私たちは発見しました。これらの要素は一体となって生産性が上がります。しかし、その逆はありえないのです。生産性を重視し、コラボレーションやエンゲージメント、ウェルビーングを軽視すると今度は従業員のやる気やモチベーションは下がるという具合です。」とBrower氏は説明している。

多くの企業がこの事実を真伨に受け止め、旧態依然とした休憩室をインスピレーションが湧くカフェスペースやスナックバーに変換しようと試みている。こうした「場」は従業員はもちろん、来客にとってのまさに機能する「場」へと再生されているのだ。

また、MARS DRINKSの調査によると、従業員はコーヒー を無料で飲めることよりもむしろ、コーヒーを飲めること とその豊富なチョイスに重点を置いていることが分かる。 従業員の22%は美味しいコーヒーを求めてオフィスを離 れるとも答えている。

「この状況をどう考えるかです。こ のことは従業員同士が集い、語らう折角の機会を失って いることにもなります。コーヒーを飲むという行為は職 場における連帯感や生産性、そして、エンゲージメント 向上にもつながる貴重な体験なのです。」とBrower氏は 説明している。

MARS DRINKSはコーヒーを飲むという体験によって ワーカーの1日を刺激し、仕事の効率や思考を高めるこ とに積極的に取り組んでいる。

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