管理職への負担増
全方位から同時に、すべてがのしかかる
企業は今、出社のあり方の変化、企業成長や生産性向上など、投資家からの厳しい要求や新たなテクノロジー導入の加速化、そして、従業員のメンタルヘルスへの対応といった大きな課題に直面しています。こうした状況の中で、経営層はこれらの課題を乗り越え、計画を実行するために中間管理職に頼っていますが、同時に部下からの期待の高まりも管理職への負担を増大させています。つまり、限られた人員や時間で、これまで以上の成果を出すことが求められているのです。米ギャロップ社の2023年の調査では、中間管理職の64%が新たな責任を担っており、その半数以上が人員や経験不足のチームを率いていると答えています。ギャロップ社のリサーチャーであるベン・ウィガート氏はこう語っています。
「多くの管理職は人と関わることに意義を感じ、自分の職務に誇りを持っています。しかし、その負担は確実に増しています。業務の範囲は多方面にわたって拡大し、彼らに多くを求めすぎているのです。」
Gallup researcher Ben Wigert
管理職が悩む不安要素ders.

THEY ARE:
12% やる気・愛着心
7% 生産性
9% ウェルビーイング
8% 企業文化とのつながり
14% 離職の可能性
プライバシーに関する認識ギャップ:経営層と管理職で優先順位にズレ.

経営層と管理職の双方がプライバシーの重要性を認識しているものの、中間管理職が「必要だ」と感じていることと、経営層が「優先すべき」と考えていることとの間にはギャップがあります。
管理職の 66%が「オフィスで最も重要なニーズはプライバシー」と答えている一方で、経営層は改善すべき点として、「コラボレーション」、「ウェルビーイング」、「集中力」に次いで、「プライバシー」を4番目に挙げています。
業務量は変わらず、プライバシーは後退.

中間管理職は、経営層と同じくらい多くの会議に参加しており、部下である一般社員よりも会議が多いのが実情です。それにもかかわらず、集中や効果的なコラボレーションを可能にする空間へのアクセスについては、満足度がより低い傾向にあります。
上級管理職は個室やプライバシーの高い環境を与えられているのに対して、中間管理職はチームとともにオープンレイアウトの環境で働くことが一般的です。
46% 管理職のコラボレーション率
48% 上級管理職以上のコラボレーション率
管理職の69% がプライバシーがないと回答している
上級管理職以上の56% がプライバシーがないと回答している
管理職の33% オフィス環境に不満がある
上級管理職以上の23% オフィス環境に不満がある
その結果、経営層は中間管理職に比べてオフィスを好む傾向が強く、なぜなら自分たちのニーズにより適していると感じているからです。
中間管理職の意見が反映されない
管理職はより高いパフォーマンスが求められていることを自覚している一方で、自分たちのニーズを満たすオフィス環境に自分たちの意見が反映されていないと感じています。
管理職の49% が、オフィスのレイアウトを検討する場に参加できない、または参加できる見込みがほとんどないと考えています。
企業は、オフィス環境を工夫することで中間管理職の成果と心身の健康を支えることができます。たとえば、チームのエリアに多様なスペースを用意すれば、コミュニティ意識や信頼関係が育ち、ウェルビーイングの向上につながります。さらに、集中作業や会議に適したプライバシー空間を整えることで、中間管理職や一般社員が仕事を進めるうえでの障害を取り除き、ストレスの軽減にも役立ちます。
“私たちの調査では、距離が離れていると仕事がやりにくくなることが明らかになっています。他者とのつながり、コラボレーション、創造性、そして、組織文化を支えるオフィス環境は、中間管理職とそのチームの潜在能力を最大限に引き出すために不可欠です。”
ベン・ウィガート ギャロップ社

