コラボレーション

アジャイルチームが知る必要のある10の事

アジャイルワークを更に理解し私達自身のアジャイルの旅をサポートする為、Steelcaseはアジャイルワーカー達のニーズに役立つ為の空間の行動的なプロトタイプを構築した。

所要時間 4分

映画製作とオンデマンドのテレビ番組製作は劇的に異なる。映画のプロデューサーが製作の過程で俳優の一人が適さないと判断したならば、その全プロジェクトが保留される。脚本は書き直され、シーンは取り直され、映画の配給日程は数カ月、若しくは年単位で押すかもしれない。反対に、今日のオンデマンドテレビ番組では一つのエピソードから役を下ろし、次の脚本の流れを変える事が出来る。彼らは常に視聴者から評価されており、そのリアルタイムのフィードバックを元にシリーズを調整することができるのだ。

概して組織は、映画製作のような仕事に時間を費やし過ぎている。しかしその多くが変わろうとしている事も又事実だ。このような映画のプロセスは漸進的な改善の為に必要とされる反復とクリエイティビティ、そして再考察を妨げる。リーダー達が組織のデジタル転換をスピードアップする一方で、データや技術対応のソリューションは偏在的なものとなり、クリエイティブプロセスは加速する。アイデアは増殖し、製品化までの時間は縮小されるだろう。

組織には、競争優位性の為に迅速に創造し、又変化を活用する為にデザインされたアジャイルチームが必要だ。

「アジャイルの基本的な特徴の一つは、システムを超えてチームメンバーに共有され透明化される迅速な学びです。この学びは、グループ全体の業務進捗の加速を促進します。」Steelcaseの Applied Research + Consultingシニアコンサルタント、Mandy Sutherland氏はこう述べる。

これらの アジャイル チームは、効率性の為にデザインされた多くの組織のものとは全く異なった形で機能する。Sutherland氏は言う。「アジャイルチームは部門間の枠を超え、意思決定の為の権利を付与され、そして極めて生産的です。」 (詳しくは Six Ways to Support Agile Teamsを参照)

アジャイル チームの為の洞察

アジャイルワークを更に理解し私達自身のアジャイルの旅をサポートする為に、Steelcaseは、アジャイルワーカー達のニーズに役立つ為の空間の行動的なプロトタイプを構築した。アジャイルワークの精神において、Steelcase Applied Research + Consultingはアジャイルチームの為の10の基本的洞察を分かち合う。

学びを取り入れる

  • #1曖昧なものを明確に-チームメンバーは、他のメンバーの為に仕事の内容を目に見えるものに、又アクセス可能なものにする事で価値を付加する事ができる。デジタルやアナログの方法での言語上、又視覚上の共有は知識の構築を手助けする。
  • #2修正し、試し、そして信頼する -人々が共に存在する場で修正をする事、試す事、そして大胆な削除を行う事は信頼を構築し学びと成果を加速する。 学びがそこに生まれる事から、 アジャイルチームは失敗を成功と再定義する。
  • #3共に学ぶ-同じ場所に集い顧客のフィードバックの反復に基づく事で、相互学習は時間と共に深まるものである。共に学ぶ事によって彼らは帰属と献身の意識を促進する。
  • #4測定し、向上し、フォーカスする -成果を牽引するフィードバックを得る為に、 アジャイル チームは顧客と協調する。成長や将来的な向上を可能にするチームや個人レベルでの測定を彼らは喜んで受け入れる。

新たな方法で空間を活用する

  • #5その場に存在する - アジャイル チームは、物理的、感情的、精神的、そして社会的にその空間に存在し、チームへの個人的な貢献を果たす。物理的にその場にいる事は、コミュニケーションと信頼を強化する微妙なニュアンスを含めたコミュニケーション、そして言外の情報の共有を可能にする。
  • #6周囲の気づきを受け入れる - 周囲の環境は アジャイル チームに、適切な時期が再度訪れるまで一定の知的作業を手放す事を可能にする。アナログ、デジタルいずれの方法においても、彼らがそれを必要とする時までチームは意識的に情報から距離を置くことができる。

新たな方法を主導する

  • #7リーダーシップをシフトする -アジャイルの環境においてリーダーシップは、命令から力の付与へ、言い渡しから権限の委譲へ、境界線の創造から障害の除去へとシフトする。リーダー達は異なった方法でコミュニケーションをしなければならない-即ち、完成度が低くともより高い信頼性を持ってその場で物事に対処する事が求められるのである。 アジャイル は権限を与えられた物事の遂行と共有された意思決定を必要とする。
  • #8大きな見通しを持つ -より広範な組織が アジャイル の実践を喜んで受け入れる時、アジャイル チームは最も成功する。これは課題を共に生み出し、組織として、そしてサブユニットとして行動する事だ。

コミュニティを作成する

  • #9集団を一つのユニットとして扱う事 アジャイル チームはアイデンティティ、相互依存、共通の価値観と目的を持つ感覚で繋がる仲間の一集団である。従業員達は各々の仕事がどのようにその集団の、そしてより広い組織の仕事と繋がるかを見る事ができる。個人個人と関わりを持つよりも、集団と関りを持つ為に空間を計画し提供しよう。
  • #10コミュニティーを育む -大きなコミュニティーの一員だと感じる アジャイル チームメンバーはより満たされ、更に意義深い貢献をする。彼らは自身の専門知識を超えて他者の役に立つ-つまり、彼らのスキルと共にグループのスキルをも向上させるのだ。共に歩むことで、チームメンバーは互いの共感を発展させ暗黙の了解を共有する事となる。

さてあなたは、 アジャイルな組織を創造する旅の途中だろうか?Steelcaseの Applied Research + Consulting Steelcaseの Applied Research + Consultingは アジャイル ワークを取り入れる世界中の組織と共に既に歩みを進めている。

関連記事

「データプライバシー・バイ・ デザイン」という設計思想

「データプライバシー・バイ・ デザイン」という設計思想

世界がつながることでイノベーションが生まれる。収集されるデータが責任ある形で管理、分析されなければ、そのことからもたらされる成長や繁栄といった真の意味での恩恵は難しい。

デジタル化への競争

デジタル化への競争

データビジネスが成長を遂げる中、ITのプロは企業の前線で高度にアジャイルなチームを構築しながら、問題解決のプロジェクトに参画している。

RichlandカレッジのSteelcase LearnLab™

RichlandカレッジのSteelcase LearnLab™

この実現のために、同大学はSteelcaseを訪問し、LearnLabを体感し、革新的な教室デザインの可能性に魅了されました。これからの先端的な学習戦略をさらに推進するには、この研究調査に基づいた家具とテクノロジーが統合された教室スペースが重要なツールになることを改めて確信しました。