「Gesture」マルチデバイス対応の世界初のオフィスチェア

Gesture chair with tablet

世界 11 カ国 2,000 人の座位姿勢調査を基に開発あらゆる姿勢にフィットするインターフェイス

世界最大のオフィス家具メーカー、スチールケース・インク(本社:米国ミシガン州、アジア太 平洋地域社長:ウリ・グウィナー)の日本法人、日本スチールケース株式会社(本社:東京都港区、 代表取締役:大野 計一)は、オフィスにおける姿勢の変化に関する最新の調査研究結果を基に開発 したオフィスチェアの新製品「Gesture(ジェスチャー)」を発表しました。販売代理店を通じ 2014 年初頭より販売いたします。

既存のチェアは、タブレット端末が登場する以前にデザインされたものが多くを占めており、一 日中コンピュータの前に座って同じ姿勢で仕事をするためものです。しかし、様々なデジタル機器 の普及により人々はオフィスでも常に姿勢を変えながら仕事をしています。「Gesture」はこれに対 応し、パソコンをはじめ、仕事場で使われているスマートフォン、タブレット PC など様々なデバ イスの使用時に頻繁にとるあらゆる姿勢を無理なくサポートします。

スチールケースでは、日本を含む世界 11 カ国、2,000 人を対象に、さまざまな環境や姿勢につい て調査研究を行いました。その結果、オフィスでのデジタルデバイス利用に伴う新しい座位姿勢が 9 タイプ存在し、従来のオフィスチェアではサポートしていないことがわかりました。そのため、 身体の痛みや長期的疾病、集中力や想像力の妨げをひき起こす原因となっていました。これを受け、 スチールケースでは、人体の動きの研究に基づく、今日の働き方をサポートする「 Gesture」を開 発、デザインしました。「Gesture」は、椅子の上でも常に動く身体にとって、これまでにない座る 体験を提供できる現代人のためのチェアです。

【Gesture(ジェスチャー)について】

  • 出荷開 始:2014 年初頭予定
  • 参考価格(税別) :シェルバックモデル=肘掛け有:171,900 円~/肘掛け無:141,600 円~ ラップバックモデル=肘掛け有:177,700 円~/肘掛け無:147,300 円~
  • 販売代理店:内田洋行、くろがね工作所、ワークプレイスソリューションズ ※ 製 品 の 詳 細 情 報 、 座 位 姿 勢 の 調査研究結果に つ い て は 、 別 紙 資 料 を 御 覧 く だ さ い 。

「Gesture」が実現する新しい“座り方”

スチールケースでは、仕事のあり方が変化していく中で人体とテクノロジーがどう影響しあうの か、人体はひとつのデバイスから別のデバイスに移る際にどう動くのか、などを徹底的に研究しま した。世界には体格の大小があり、身体のサイズは姿勢に影響しています。また、変化する仕事の 仕方や、個人の集中作業とチームでのコラボレーションワークを頻繁に繰り返す働き方なども、姿 勢の大きな変化に繋がっています。

この研究調査をもとに、「Gesture」のコンセプトを生み出し、身体が接する下記3つのインター フェイスを設計し、オフィスでの新たなデジタルデバイスやワークスタイルに最適に対応するソリ ューションを提供します。

「Gesture」は、従来のようにひとつの固定した姿勢を維持するのではなく、チェアの中で身体 が動くよう同期します。こうして多様性に富むグローバルなビジネス環境で、社員ごとの体格の違 いや個々のニーズにも適切に対応し、あらゆる身体の動きを最適にサポートします。

  • アッパー・リム・インターフェイス 人間の腕のように動くことで、長時間にわたる作業を常に最適なポ ジションでサポートします。身体を丸めずに画面を見ることができ、 スマートフォンやタブレットの文字入力時も負荷がかかりません。
  • コア・インターフェイス リクライニングしながらタブレットをスクロールする際に腰椎を持続的 にサポートします。
  • シート・インターフェイス 身体の動きに細かく従い、浅く腰掛ける姿勢の悪い座り方を防ぎます。

【新たな携帯端末に伴う座位姿勢】

スチールケースが姿勢に関するグローバルな研究調査の結果として定義した、新たなテクノロジ ーの登場に基づく 9 タイプの姿勢は下記のとおりです。

Nine new postures

【ドロー 型】

小さな携帯端末を使用する際の、デスクからチェアを後ろに引いて身体を ゆったりと斜めにリクライニングする姿勢。焦点距離を保つためにデバイ スを身体に近づけ、スクリーンを見ながら考えたり読んだりする姿勢。

【マルチ・デバイス型】

複数のデバイスを使って作業をする姿勢。携帯で電話をしながらノー トパソコンで作業をするような状態で、小さなスクリーンに集中する ため前屈みになる。

【テキスト型】

小型のスマートフォン特有の、腕を曲げて文字入力する姿勢

【コクーン型】

チェアをリクライニングさせ、膝を曲げて足をチェアに のせ、太ももで身体を支えながらスマートフォンやタブ レットを操作する姿勢。小さな携帯端末で快適かつ生産 的に作業できる。

【スワイプ型】

デスク上に端末を置いてスクリーンを閲覧するネットサーフィンの姿勢。 片手で指を画面に触れた状態で滑らせるスワイプ操作をデスク上で行う ため、スクリーンと一定の距離を保ちながら見下ろす姿勢となる。

【スマート・リーン型】

ミーティングやチームワークに参加しながらメールチェック などで携帯端末を見る際、一歩下がって身体を後ろに傾けなが ら作業する姿勢。

【ストランチ型】

ノートパソコン使用時によくある身体を大きく丸める姿勢。疲れる とノートバソコンをデスクの端にずらし、デスクの上に寄り掛って 前のめりになる。長時間になると首と背中が維持できないため、空 いている腕で肘をついて身体を支えるようになる 。

【トランス型】

机の上に置いた画面を見ながら集中してマウスやタッチ パッド操作で長時間作業をする姿勢。

【テイク・イン型】

チェアの背にもたれ掛って大きなディスプレイで画面をみたり、 リクライニングしながら熟考したりする際にとる姿勢。情報を発 信するより収集する作業を行うことが多い。

【スチールケースについて】

Steelcase 社は、創業 100 周年を迎えた世界をリードする米国のオフィス家具メーカーです。常 に未来を見据えて「働くこと」を研究し、仕事をする「場」における人間の可能性を切り開くスペ ースの提案、そして社会的、経済的、環境的な側面からサステナビリティを考慮した家具やサービ スの包括的なポートフォリオを提供しています。全世界 650 以上の代理店を含む販売網を有し、グ ローバルに事業を展開。2011 年度(2012 年 2 月末)においては 27.5 億ドルの売上げを記録する上 場会社です。