Steelcase がNeoConの50年を祝う

1969年にNeoConがその扉を開けて以来、どのようにオフィスは進化して来たかを見て行こう。

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NeoCon は今年、商業デザイン業界の最も重要な人々を結び合わせて50年の節目を祝う。1969年に1万人に満たない建築家やデザイナーによって上げられたその産声は、今やシカゴのMerchandise Martに5万人を超える専門家を毎年集める程の国際的なデザインハブへと成長した。

1960年代末期以降人々の働き方は進化し、順を追って彼らの職場環境も同じ道を辿った。リーダーシップはより非階級的に、そしてよりコラボレーティブになった。情報の流れは加速し、ビジネスのスピードも同様となる。そして組織は自身を機構であると同時に、ソーシャルネットワークや文化としてみなし始めたのだ。

NeoCon 50年の節目に敬意を表し、Steelcaseのショールーム を見つける為に、過去何十年の保存記録を私達は掘り進んだ。1969年にNeoConがその扉を開けて以来、どのようにオフィスは進化して来たかを見て行こう。

1970年代

1970年代までには、仕事は個人のデスクで一人でこなすものでは最早なくなっていた。クリエイティブにそしてイノベーティブになる為に、従業員は多くの専門分野の集うチームで個々の役割機能を超えて働く必要があった。
仕事の達成の為に必要な人々と共にいる為、人々はより動き回るようになった。NeoConにおいてSteelcaseは、そこで働く人々とゲストの為の柔軟性を持った座席、及び透明性を持ちながらも空間を分ける新たな方法を紹介した。

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1970年代

1970年、著名なアメリカ人建築家にしてインテリアデザイナーであるWarren Platner氏が象徴的なSteelcaseのショールームをデザインした。
ここに示されているのは 451 シリーズのDouble Shell Chair with Fixed Baseである。(1970年)

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1970年代

このデスクは、空間の流れは書類プロセスの流れに沿うべきであると言うアプローチ、「オフィス景観」コンセプトをサポートする為にデザインされた。書類の流れを保つ為に各個人のデスク保管スペースは最小化された。ここに示されているようなショールームパッケージはディーラーに、彼らの施設でSteelcaseを展示する為の容易な手法を与えるべく提供された。(1971年)

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1970年代

1970年代、オフィスは最早プライベートやオープンである必要はなくなった。ガラスの間仕切りによって人々はセミプライベートな空間を持つ事ができるようになった。5200シリーズのデスクと保管スペースコレクションは人々に、彼らの仕事と保管スペースの簡単なカスタマイズを可能にした。(1971年)

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1970年代

1979年、SteelcaseはPlatner 氏によってデザインされたMerchandise Mart11階のショールームを、水晶のような雰囲気を持つその原型に復元した。建築家Harry Weese氏の手によるデザインの10階ショールームは、家具の新たな時代の心地よさとモジュラーシステムを反映している。ここに示されているのはGardner Leaver氏のゲストチェアとテーブルである。これはNBCの Today Showで取り上げられた。(1979年)

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1970年代

1979年のショールームデザインにおいては、ガラス壁の後ろに象徴的なキャスターが輝いていた。これらには建造物の全ての原子における品質を示唆する目的があった。ここに示されているのは、441シリーズのMultiple Seating、木製のデスクと床までの保管スペースを持つクレデンザ(キャビネット)、そして454 ConCentrxチェアの木の化粧板と輝くアクセントのコンビネーションである。

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1970年代

Steelcaseの9000システムの家具は、オープンから完全な包囲型まで全てにおけるプライバシーとコミュニケーションニーズの為のソリューションを提供する。ここに示されているのは441 Multiple Seatingである。(1979年)

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1970年代

天井の反射と分かつ事の出来ないガラスの小部屋に、黄色い蝶の飛翔の如く椅子が浮かんでいる。このディスプレイは、平凡な空間を非凡に転換させるPlatner氏のカリスマを表していた。示されているのは、Steelcase 441シリーズのモジュラー座席、450シリーズのゲスト座席である。

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1970年代

階段である事と同じ位に彫刻でもあるこの浮かぶ螺旋は、Steelcaseショールームの10階と11階間の美しく設計されたリンクであった。Weese氏はこれを、オウムガイが階段の底面で雄大に広がる形状にデザインした。(1979年)

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1970年代

1979年のショールームは、幅広いSteelcaseの柔軟性を持つ座席を展示した。家具は人々が形成されたのと同じ様に形成された。座席は柔らかさと同時に硬さも持ち合わせ、人間の身体に心地良いものであった。ここに示されているのはGardner Leaver氏の椅子である。

1980年-1990年代

1980年代にはコラボレーションとクリエイティビティがその重要性を獲得していった。1990年代までには社会的な関わりとそれらをサポートした空間がより重要視されるようになった。Steelcaseにおいては、自然の素材に刺激を受けたLauren Rottet氏により生み出された新たなショールームが1990年末期にもたらされた。石膏の天井に浮かぶ「雲」とDanpalonによって作られた半透明の壁が、独特の平面と空間に吊るされた特別デザインの照明システムによる照明配置を創り上げた。色彩は、自然の木材の化粧板、及びエレガントな白壁と磨かれたコンクリートの床に輝くブルーのアクセントを通して表現された。

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1980年-1990年代

1985年には、454 ConCentrx Chair Stoolが表面素材のライブラリー資源空間に心地よい座席を創り出した。

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1980年-1990年代

Steelcaseの1985年ショールームはSnodgrassゲストチェアとWood Desking 420のデザイン(右奥)、445シリーズのElysee(中央)、そしてGardner Leaver氏の椅子と454 ConCentrxチェアー(左奥)に焦点を当てた。

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1980年-1990年代

Wolfgang Mueller Deisig 氏によってデザインされたSteelcase Sensor chairは1986年のNeoConで紹介された。

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1980年-1990年代

全ての身体サイズや動きに自動的に順応する高性能オフィスチェアで初の手の届く価格帯の製品として、Sensorは大衆文化に浸透した。これは何度も「Late Show with David Letterman」にて取り上げられた。

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1980年-1990年代

1988年に承認された合併においてSteelcaseは、広く尊敬を集める木製オフィス家具の製造業者、Stow & Davis Furniture Companyを買収した。同年のこのNeoCon設置は、Stow & Davis Cantoデスクとマッチしたクレデンザを展示した。

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1980年-1990年代

Sensor chairに焦点を当てた1995年のNeoConにてSteelcaseはPersonal Harborを披露し、同年これはGold Industrial Design Excellence Awardを受賞した。ビデオ録画された研究がこの完結型ワークスペースの開発に使用された。

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1980年-1990年代

メタリックシルバーの外装を持つ木製パネルのフォルクスワーゲン1999ビートルとLauren Rottet氏により1999年に作られた新たなショールームは、Steelcaseのデザイン能力の多用途性を示している。このショールームは、Steelcase Woodが新しくイノベーティブな製品を公開する機会であった。

2000年代-2010年代

新しいWorkLifeの意図はSteelcaseのデザインを称える空間の創造と共に、デザイナーや建築家が、Steelcaseの製品を使用して彼ら自身の環境を創り出す方法を明確に視覚化する為の空間を生み出す事であった。(2008年)

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2000年代-2010年代

新しいWorkLifeの意図はSteelcaseのデザインを称える空間の創造と共に、デザイナーや建築家が、Steelcaseの製品を使用して彼ら自身の環境を創り出す方法を明確に視覚化する為の空間を生み出す事であった。(2008年)

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2000年代-2010年代

彼らのデザイン目標を達成する為に、Steelcase WorkLife Centerは主に白の色調に多くのガラス、そしてトーテムや波状ガラス、大規模なメディアウォール等の特徴的な形状をショールーム内部に用いた。ここに示されているのはi2i Chairs(左奥)である。(2008年)

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2000年代-2010年代

注意深い思考は空間の環境的特徴に及んだ。壁や保存スペース、家具や座席等、ショールーム内の新たな、又既存の全Steelcaseブランドの家具と建築製品は、Cradle to Cradleの認証を受けている。ここに示されているのはCobi chairsである。

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2000年代-2010年代

2013年、Steelcaseは、職場環境における姿勢の変化における最新の研究に応えてデザインされた新たなオフィスチェア、Gestureを発表した。Gestureは新しい技術によってもたらされる新たな姿勢や、職場環境でのよりカジュアルな行動をサポートする為にデザインされた。

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2000年代-2010年代

2013年の製品発売時にGestureは賞賛を受け、今日に至るまで最高の評価を受け続けている。Wirecutterは先頃、これを「Best Office Chair(最高のオフィスチェア)」と名付けた。彼らは「最も順応可能で入手可能な椅子の一つ-その上長持ちするべく作られている」とこれを称している。

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2000年代-2010年代

仕事におけるクリエイティブな思考を育む為にデザインされた幅広いテクノロジー対応のワークスペース、Creative Spacesに焦点を当てたSteelcaseショールームは、NeoCon2017においてbest large showroom(最も優れた大規模展示場)を受賞した。

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2000年代-2010年代

2017年に披露されたCreative Spacesの一部分であるFocus Studioは、集中する為の一人の時間をサポートする一方で、2人でのコラボレーションに素早くシフトする事をも可能にするようデザインされた。

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2000年代-2010年代

バイオフィリック(生物や自然との共生)デザインは、家具の備え付けや建築に益々組み込まれているものである。2017年のBest of NeoCon Healthcare 、Fabrics & Textiles カテゴリーにおいてDesigntexのBiophilia Collectionは金賞を受賞した。

現在

2018年、SteelcaseはMerchandise Mart3階の、新たに再デザイン及び拡大されたショールームをお披露目する予定だ。Steelcase Design StudioはShimoda Design Group共同設立者のJoey Shimoda氏と再びタッグを組んだ。新しいショールームはSteelcaseとCoalesse及び Turnstone、そして我々のパートナー達を、人々の働く方法全般をサポートする為に一堂に会し団結させる。

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新・Chicago WorkLife体験

(左から右へ) Shimoda Design Groupを2000年に共同設立したJoey Shimoda氏とSusan Chang氏。Cherie Johnson氏は2007年にSteelcaseに入社し、現在はグローバルデザインディレクター。

現在

オフィス座席デザインの飛躍的進歩、SILQがNeoCon 2018で披露される。そのイノベーティブな物質性は構造と芸術性双方に及び、各個人独特の身体の動きに対応した夫々の体験を提供する。

現在

今や従業員達は、かつてない程に幅広い美しさと環境設置を求めている。人々の集中、創造、活力の回復、そしてイノベートを手助けする為の、形式ばらずカジュアルで、心地よく更には刺激的な空間の為の多様なスタイルと素材を顧客の皆様に提供する為に、NeoCon 2018においてSteelcaseは世界最高のブランド数社と手を取り合った。

現在

NeoCon 2018では、人々をサービスやアプリ、そしてデータと繋げる為に組み込まれた技術の総合的な積み重ねによって人々と空間は強化され、これによって彼らは職場においてより良い一日を送る事ができる。これが、Smart + Connected Workplaceなのだ。


Steelcaseは2018年6月11日から13日のNeoConにおける新たな Chicago WorkLife体験に皆様をご招待する。現在、我々のオンライン NeoConガイド が閲覧可能である。もしシカゴに来られない場合には、独占 フェイスブックライブ インタビューやライブツアーをフォローして頂く事が可能だ。