従業員エンゲージメントを高めるスペースづくり

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概要

従業員エンゲージメントは企業の収益性を左右する深刻な問題である。それは経済成長の時期はもちろん、不安定で不確実な市場環境にあっても企業の成長と繁栄を支えるものである。しかし、この問題の重要性を認識している企業は未だ少ない。Steelcaseが世界レベルで実施した従業員エンゲージメント と職場環境実態に関するグローバルレポートでは、世界の17カ国のワーカーの3分の1以上のエンゲージメントが低いこと、そして、3分の1は「どちらでもない」中間層で、会社の業績向上のために自主的に貢献しないワーカーの存在が明らかになった。

この調査の前向きな結果のひとつが、従業員エンゲージメントと職場環境との間には強い相関関係があることだ。つまり、職場環境のさまざまな側面に非常に満足しているワーカーのエンゲージメントは総じて高いことである。

これらの調査結果をベースに、Steelcaseは企業の従業員エンゲージメントを高める費用対効果が高く、逆境にも強い弾力性のある職場環境の創造に役立つ2つの重要な設計原則を提案している。まずは、人々の身体的、認知的、情緒的なウェルビーングを助長するスペース。次にオフィスでの「プライバシー」、働く「姿勢」、ネットとリアル両方のわーかーの「存在」を支える多種多様のスペースを提供することで、人々がどこでどう働くかの選択を可能にするスペースづくりである。

オフィススペースを生態系のように相互に依存しあうようにデザインすることで、どんな事態にも俊敏に対応できる弾力性のある組織づくりが可能になる。また、不動産を効率的かつ費用対効果が高い方法で管理するため、多種多様なスペースで仕事体験を実のあるものにし、時代にあわせてスペースを進化させつづけることがより容易になるのだ。

この記事の詳細に関しては、弾力性のある職場環境をご覧ください。