Oct. 12, 2020 8:55 am ET

The following has been excerpted:

By Fabiana Negrin Ochoa, Dieter Holger, Maitane Sardon and Catherine Lindsay

ウォールストリートジャーナル(WSJ)が選ぶ「世界で最も持続可能な企業100社」のランキングは、ESG(環境、社会、ガバナンス)の調査アナリストによって評価、作成されています。調査アナリストは、5,500以上もの上場企業をそのビジネスモデルやイノベーション、社会との関係性や製品、従業員や職場環境課題等の各分野の持続可能指標に基づいて分析しています。

on white logo that reads: WSJ 100 most sustainably managed companies 2020

そのランキングの方法論は、サステナビリティを広い視野から捉え、企業のリーダーシップやガバナンス慣行を株主への長期的な価値創造能力という観点から評価するというものです。

企業ランクは、米国サステナビリティ会計基準審議会(SASB)の枠組みに沿って集計されるスコアに基づいて、WSJの調査チームが評価を下し、決定されます。SASB基準とは、企業業績や財政状態に最も影響を与えるだろうマテリアリティ(重要性)を業種別に特定した枠組みを指します。

ウォールストリートジャーナルの発行元であるダウジョーンズアンドカンパニーが所有するデータベース情報サービスであるファクティバの8,800以上もの報道データと最大165の企業報告データを分析して、企業はランキングされます。ランキングには、データサービス、アドバイザリー、テクノロジープロバイダーのアラベスクS-レイと共同開発した人工知能も使用されています。

「透明性」は、すべての企業にとっての鍵になります。スコアには、各企業の使命や取り組み、パフォーマンス指標に関して公開されている情報量の全てが反映され、長期的な財務実績や地球や人間に与える影響の重要な指標になります。

サステナビリティをビジネス慣行の中核に据えることは、ランキングされた企業の共通点でもあります。過去10年間、世界中の多くの企業が、顧客、従業員、規制当局、投資家からの声に応えて、サステナビリティに向けての取り組みを推進してきました。トップ100社の20社以上へのインタビューによると、気候変動と不平等格差が最大の懸念事項であることが分かっています。

世界的にESGの管理の仕方によって企業に投資するファンドやポートフォリオが数兆ドル規模で運用されています。

投資家は、サプライチェーンの混乱、異常気象や災害の増加、人材獲得競争の激化に至るまで、現在および将来、企業がどう環境的および社会的課題と向き合うのかと視点から、サステナビリティをその企業の戦略的実務能力と捉えています。

 

世界で最も持続可能な企業

ランク 企業名 業種 全体スコア ヒューマンキャピタル
ランク
ソーシャルキャピタル
ランク
環境
ランク
ビジネスモデル&
イノベーションランク
89 Steelcase 建物 &
仕上げ
USA 71.3 99 37 64 31