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インドのプネにあるSteelcaseチェンジ・コープは、アンナムリタ基金と提携し、インドの飢餓撲滅に取り組んでいます。

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インドでは、長年の懸念事項であった社会的格差や食糧不安がコロナ禍で一層加速しています。 パンデミックが深刻な食糧不安を世界中で劇的に増加させる中、インドは最もその被害が危機的な国のひとつです。

Steelcaseの従業員主導の社会イノベーションイニシアチブであるチェンジ・コープ(Change Corp)の最近のプロジェクトは、インド、ムンバイ南部の森林に覆われた西ガーツ山脈で人気の避暑地、マハバレーシュワの地域コミュニティを支援するためにプロジェクトアルパンのアンナムリタ(Annamrita)財団と提携しました。 アンナムリタは、恵まれない子供たちに栄養価の高い食事を提供することで貧困や読み書きができない悪循環から解放することを目指しています。

Women standing on the street

観光業に大きく依存しているマハバレーシュワ地区はほぼ完全に観光業に依存していたため、ロックダウンによって大きな打撃を受けました。その影響は壊滅的で飢餓のような命を落とす大惨事を引き起こしています。

過去数年間、アンナムリタは、世界中の誰もが空腹にならない社会をつくるというビジョンをもとに世界規模で活動を展開しています。彼らのビジョンは恵まれない子供たちに栄養価の高い食事を提供することですが、パンデミックによって壊滅的な被害を受けた地域へとその活動を広げています。

a man holding a bag with food

different type of food on a table

プロジェクトアルパンは、パンデミックによる経済的困難や食料不足にもかかわらず、避暑地としての景観を保つように努力している村人を支援しています。例えば、食糧難に喘ぐ4人家族には米、塩、砂糖、食用油、赤糖、小麦粉、レンズ豆、香辛料などのアイテムを含む食料品キットとして提供しています。Steelcase プネのチェンジ・コープの支援を受けて、200の食料品キットがマハバレーシュワ地区に配布されました。

連携は活動を推進するために重要だと語るのはアンナムリタ基金のディレクターであるサンジェイ・ボスルです。「チェンジ・コープの活動や会社のソーシャルイノベーションへの取り組みを知って驚きました。私たちは幸運にも基本的欲求は満たされ、健康的な暮らしを享受できていますが世の中には想像もできない飢餓や不安に直面している人々が多いのも事実です。避暑地としてのスタイルを維持しながら、地元の住民たちを支援することに意義を感じています。社会の問題を解決するために知恵やアイデアを結集させたこの意味あるパートナーシップに感謝し、実りある結果を楽しみにしています。」

パンデミックの中でもチェンジ・コープの精神や活動は弱体化しません。 Steelcaseのアソシエイトプロジェクトマネージャーでプネのチェンジ・コープのメンバーでもあるラシカシ・パティルはこう語っています。「水、食料、空気は人間の最も基本的な生理的欲求です。それが解決できなければ社会のより複雑な課題を解決することはできません。私たちは地域コミュニティの人々を含めて人間の潜在能力を最大限に発揮できるよう支援することに尽力しています。当プロジェクトは、食糧救済を通じて、パンデミックの危機を乗り越えようとしている家族に笑顔をもたらしました。まさに善循環を主軸にする事業経営の一貫となる活動に携われて大変誇らしく思います。」

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