イノベーション

TED版SILQチェアコンテスト受賞者が語る音楽ストーリー

SpotifyのAngie Romeroが語る、クリエイティブモードへのシフトの仕方 。

TED-Inspired SILQ Chairs

彼女の良き友人でメンターでもあるMimi ValdésにTED2018に招待されたとき、Angie Romeroはこのイベントの最後で自分の職場のニュールックに出合うとは夢にも思っていなかった。RomeroはSpotifyのミュージックカルチャー&エディトリアルチームのシニアエディターだ。ジャーナリストとしての経歴をもつ彼女のインタビューや記事は注目度が高く、女優でありモデルのEva Mendesは彼女を「ラテンのBarbara Walters」と呼んだ。

TED2018のテーマは「驚きの時代(Age of Amazement)」。SILQチェアに詰まった画期的な素材、形状、プロセスの躍進を讃え、SteelcaseはTED参加者の#AmazementIn5Wordsのツイートコンテストを後援、受賞者に限定版TED風SILQチェアを贈呈した。受賞式終了後、我々は受賞した彼女にクリエイティブで新境地を開く仕事のこなし方をもっと聞かせて欲しいと依頼した。

360: どのTEDセッションが一番記憶に残っていますか?

AR: たくさんありますが、Chetna Gala Singhさんの「インドの農村部の女性が勇気を首都に変えた経緯」は本当に感動しました。「私の勇気は私の首都です」と語る彼女の引用は忘れることは決してないと思います。また、奥様のAmyさんを癌で亡くされて喪失と悲しみを経験したJason B. Rosenthalさんのお話にも心を揺さぶられました。

360: TED2018のテーマ「驚きの時代(Age of Amazement)」にちなんだ質問です。私たちが生きる現代社会であなたを驚かすものがあるとしたら、それは何ですか?

AR: 山ほどあります! 巨大で制度上の立場であっても、ミクロレベルに小さくて個人的な立場であっても、人の優しさからくる行為に私はいつも励まされます。クリック誘導手法が支配する世界では、こんなストーリーを見つけるのはますます難しくなってきているからこそ、そういう優しさに触れた時、そのひとつひとつを大事にしています。そして、そういう瞬間を普遍的にシェア出来るのが私たちの生きる現代の美しさだと思います。昔はできなかったことですよね。

360: Spotifyのグローバルカルチャーチームのシニアエディターとしての日常はどのようなものですか?

AR: 私の仕事は多岐に渡ります。私はプレイリストブランドを世界的に手がけているのですが、中でもアメリカのラテン音楽愛好家お墨付きのストリーミングサービスの拡充が私の目標です。他にも、エディターのグローバルチームによる共同プログラミングアプローチで新しいアーティストをブレイクさせる手伝いもしています。そして大きなカルチャーモーメントには率先して参加し、公平性とインクルージョン視点を持って行動するよう常に心がけています。

360: Romeroさんは仕事でクリエイティビティを表現する機会がたくさんあります。クリエイティブモードへのシフトの仕方を教えてください。

AR: 自宅で作ったヘルシージュース(青リンゴ、冷凍パイナップル、ホウレン草、ケール、キュウリが私のお気に入りの組み合わせです)で、1日をスタートすることが多いです。妊娠中なので、数時間おきに食べなければなりません。体にいいものをいつも摂取することで、 心も体も最高に機能するのです。それから血液の流れをよくするために2、3時間おきに立ち上がり、ほんの数歩であっても歩くよう心がけています。散らかった環境は苦手なので、ワークスペースはきちんと整理整頓されている方がいいですが、デスク周りが少しだけ色があふれている位なら特に気になりません。

360: 素敵なワークスペースを作るには何が必要だと思いますか?

AR: 最高の仕事ができるインスピレーションが湧くだけではなく、居心地がいいのに素敵で、五感に刺激を与えてくれて、開放的で整理整頓が行き届いていて、外からさんさんと光が入ってくる−そんなワークスペースが理想です。それから、仕事中や仕事が終わった後に他のスタッフとの交流を深められるクールスペースも取り入れたいです。でも結局は、その場所が特別な場所になるかはそこに集う人次第だと思います。 私の仕事を常に高めてくれる、様々なバックグラウンドを持つとてもスマートでクールな人達と仕事が出来る私は幸せ者です。一日の途中でエネルギー切れにならないよう、スタッフたちがヘルシーな食事ができる環境もぜひ取り入れたいです。

360: Romeroさんはコミュニケーション分野のイノベーターです。ご自身のキャリアの中で最も誇りに思っていることは何ですか?

AR: この仕事の特権の1つは、魅力あふれる方々にインタビューし、彼らが語ったことを世界と共有できることですね。私が個人的に大ファンのJennifer Lopezさんから市民権活動家Dolores Huertaさんまで、世界的に偉大な女性の方々にお会いし彼女達の素顔を描くというまたとない機会をいただきました。この形式のインタビューを雑誌業界で行ったのは私が最初だったのですが、後にデジタル時代でも行いました。

先日から私は世界最大のストリーミングプラットフォームのミュージカルキュレーションを通じてストーリーを伝えるようになりました。大変名誉なことである一方、重い責任も伴いますが、全ての人、特に女性に、みんな一人一人の存在は公平だとわかってもらいたいからです。最近テハノミュージックシーンで最もエキサイティングな新曲を紹介するプレイリストを開始しました。テハノ女王セレナが90年代にこの世を去ってからは、 テキサス州のローカルシーンを除き、多くの人々に忘れ去られ、滅びたと思われたジャンルです。しかし、テハノは息を吹き返し人気が出てきたので、新曲テハノプレイリストの「家」をつくったのです。

仕事以外では、私はHermanas Project(Instagram @hermanasproject)という新しいポッドキャストを配信しています。このプロジェクトを通じて有色人種の素晴らしい女性達の感動的な人生のストーリーを配信しているのですが、今年TEDでお会いした方のストーリーも掲載しました! これは私が今後もどんな媒体でもいいのでずっと伝え続けたいストーリーで、今後もっと多くの方々の元にお届けしたいと思っています。

360: 最後に、今まであなたのTED風SILQチェアについて、どう思いますか?

AR: 本当に大好きです!とても美しくて機能的ですね。以前私が使っていた、とてもかさばる悲しい黒いオフィスチェアとはお別れしました。その黒い椅子、腰痛対策には良かったのですが。もっと欲しい!と思ったのですが、世界にこのSILQチェアは5脚しか存在しない貴重なものだったのですね。私のワークスペースが明るくなりました。ありがとうございました。


Angie Romeroは、ジャーナリストであり、コンテンツ制作者、ラテン文化のキュレーターです。彼女は現在ラテン音楽のキュレーションに焦点を当てた、世界最大の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyのミュージックカルチャー&エディトリアルチームのシニアエディターです。彼女はSpotify オリジナルポッドキャストのViva Latinoとの共同プロデューサー /共同主催者として働いています。彼女の作品は、Rolling Stone、Billboard、 Variety、 The Washington Post、ABC News、 Latina、 Marie Claire、 Glamour、Univisionなどのメディアに紹介されています。

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